iPhone SEに「SE」の文字が与えられた本当の理由 4型サイズで高性能なハ

iPhone SEに「SE」の文字が与えられた本当の理由 4型サイズで高性能なハードに生まれ変わった「iPhone SE」  Appleの歴史を彩る数々の発表が行われてきた本社ビルディング4のタウンホール。席数わずか200名ほどの同会場で行われた、おそらく最後の製品発表会で目玉となったのは、このホールに相応わしい小柄な「iPhone SE」と9.7型「iPad Pro」だった。 レイバン サングラス 【「SE」の意味は?】  今回の発表会における2つの主力製品の1つ、iPhone SEを見ていこう。 ●4型サイズでiPhone 6sの要素を凝縮した「iPhone SE」  iPhoneシリーズは、ほぼ2年に1度のペースでメジャーアップデートが行われ、画面の解像度やサイズが変化し続けてきた。 アイフォン6エルメス  しかし、iPhone 5sシリーズからiPhone 6シリーズへの変化の隔たりは大きかった。5sシリーズであれば、端末を片手にしっかりとホールドした上で(右利きの人は)画面の左端まで親指が届いて片手で文字の入力ができるが、6や6sの画面サイズでは、これがかなり不安定になり、手の小さな人ではもう片方の手の補助が必須になる。 シャネルiphone6 ケース  6 Plus/6s Plusに至っては、そもそも最初から両手で使うことが前提だ。  大きいサイズのiPhoneは、確かに小さな文字が読みにくくなった人々にはありがたい存在だし、それはそれで使い慣れれば問題はない。 シャネルiphone6ケースしかし、やはりポケットへの収まりが良く、片手だけで操作ができる4型サイズにも、それなりの魅力がある。  そのためAppleは、これまでにも製品発表から2年以上経ったiPhone 5sシリーズの併売を続けてきた。 シャネルiphone7ケース1年に何度も目まぐるしくモデルチェンジするスマートフォン市場において、これは稀有(けう)なケースだが、Appleは既に何年も2年前モデルの併売を続けている。iPhoneであればOSをアップデートすれば、2年前のモデルでも十分、快適に使えるからだ。 人気ブランド携帯カバー  これまでの製品サイクルで言えば、今年の秋ごろ、主力製品のiPhone 6s及び6s Plusが次世代(iPhone 7?)へと交代するタイミングだ。果たして、そのタイミングで最後の4型モデルとなるiPhone 5sを残すのか、それともさすがに古いからと廃止にして4.7型と5.5型の2つのサイズへと全面移行をするかはAppleにとっても大きな悩みどころだっただろう。 ディオール携帯ケース  そんな中、アップルは4型のiPhoneが、2015年の1年間だけで3000万台売れたという市場ニーズを尊重し、4型サイズを残す道を選んだ。しかも、技術的に古くなりつつあるiPhone 5sという旧機種として残すのではなく、iPhone 5s用のケースの多くも流用できるほぼ同型の本体サイズの中に、iPhone 6sシリーズに負けない最新技術を載せる決断を下す――こうして生まれたのがiPhone SEだ。 シリコンiPhoneケース  これまでは「片手に収まる4型がいい」という人々は、その時点で、テレビでも盛んに宣伝されているiPhone 6sシリーズの高性能なカメラ機能やLive Photoなどの最新機能をあきらめるしかなかった。  しかし、今回のiPhone SEでAppleが4型サイズにもう1度、本腰を入れたことで、機能や性能面で妥協することなく、好みのサイズのiPhoneを選べるようになった。 アイフォン6シャネル実は唯一の例外は3Dタッチ機能で、「強押し」を認識する3Dタッチ機能だけはiPhone 6sシリーズのみの機能となり、iPhone SEには搭載されていない。  iPhone SEでは、撮影したLive Photo(動く写真)は写真を長押しすることで動きを楽しむことができる。 シャネルiphone7ケース3Dタッチが4型サイズで実現できないのは技術的な要因なのか、それとも同社が3Dタッチ技術を見直しているところなのかは、この秋の次期(主流型)iPhone、または1年後のiPhone SE後継モデルを見ないことには分からない。 ●「SE」が持つ意味  ちなみにiPhone SEの「SE」は、特に1つの意味があるわけではないようだ。 iphone6s plusケース ブランド App Appleが示した3つの重要なイニシアチブ 世界中で稼働するApple製品が10億台に達したことを告げるティム・クックCEO  3月21日(現地時間)に米Apple本社で行われたスペシャルイベントでは、「iPhone SE」と新型「iPad Pro」が発表された。  前者は片手で文字入力がしやすい4型ディスプレイに4Kビデオも撮れるカメラや高性能なA9プロセッサ、そしてApple Pay(日本非対応)などの先進機能を凝縮し、後者も9.7型ボディにApple Pencilのサポートや4つのスピーカーを含むiPad Proの特徴を詰め込んだ最新モデルだ。 iPhone6sケース香水風トピックの目玉は間違いなくこの2つだが、こちらの記事では既にいたる所で話題になっているこの2製品だけでなく、もう少し俯瞰(ふかん)した視点でAppleの最新発表を振り返ってみたい。 ●10億台のプライバシーを守るということ  技術者でない人でも楽しむことができる家庭用パソコンの世界を切り開いたApple革製 シャネル風 iphone6/6s iphone6plus/6splus 5s/5手帳ケース 同社はまもなく4月1日で創業40年を迎える。そして現在、世界で稼働しているApple製品の数は10億台に達したという。 エルメス Hermes iphone6/6sケース ビジネス用革製ティム・クックCEOが、3月21日の発表会で最初に語ったのは、成熟した企業としての「責任」の部分だった。  地味な話だし、興味の湧かない人も多いかもしれないが、一般の消費者の方々は、この後に書かれている文章が新発表のiPhoneiPad Proを罪悪感を抱かずに安心して使える保証くらいのつもりで読んでもらえればと思う。 iphone6ケース  一方、製造業に関わる人々には、今後、避けて通れない全製造業の取るべき道のヒントとして読んでほしい。  「今やiPhoneは、我々の身体の延長のような存在になりつつある」  「だからこそ、そこに詰まった情報のプライバシーを守ることは我々の責務なのだ」  同日、Appleに対して、テロリストの情報を得るためにiPhoneのプライバシー機能を弱める請求をしていた米国FBIは、内部情報にアクセスする方法を見つけたとして請求を取り下げた。 エルメスiPhone 6ケースもし、FBIの主張していることが本当であるとすれば、Appleはプライバシー保護の裁判ではFBIに勝ったものの、プライバシー保護技術でFBIに敗れたことになる。これに対して21日の発表では、Appleは新型iPhoneに加えてiMessageなどのセキュリティ機能をさらに強化したiOS 9.3を発表し、FBIにもう一矢報いた形になった。 人気ブランド携帯カバー ●安心して買い、安心して使うための環境対策  “10億台企業”の責任を感じるティム・クックCEOが2つ目に語ったのは「環境」の話だった。  これだけの数の製品を作るとなると、環境に与える影響も大きくなる。 シャネルiphone6ケース大量生産の工業製品のために、地球のそこかしこに巨大な穴が掘られ、森林が伐採され、水が汚されている。片方で凶暴に牙をむく天候不順を嘆きながら、もう一方で環境を破壊する工業製品を使うことは、実は矛盾した行為だ。 iPhone6対応ケース ブランド  こうした問題に興味を持っていない人は気がついていないかもしれないが、Appleはここ数年、環境に対して驚くような取り組みを重ねてきた。新型iPhoneで使われる部材などが1つ1つの発表で語られる内容は少ないため、他社も「いずれはわが社でもできる」と思っていたかもしれない。 ルイヴィトンiphone6s plusケースしかし、今回のイベントで発表された内容をすぐに実践しようとしてできる企業は、なかなかないはずだ。  だからと言って、こうした取り組みを無視して製品を乱造し続けていいということではない。 iPhone6ケース シャネル風自動車業界など、多くの成熟業界に求められている社会的責任をそろそろテクノロジー業界も真剣に負わなければならない。そんな状況の中、今や古参テクノロジー企業となったAppleは、自ら大きな投資をし、手本を示してみせた。 アイフォン6ルイヴィトン leは「Special Edition」の頭文字という説明を一般向けにはしているが、実はこの製品の開発に関わった人たちの心の奥にあったのは、1987年に発表された「Macintosh SE」の名前だったという。  同社史上、初めて製品名にアルファベットだけによるモデル名がついた製品で(Apple IIeやIIcなど、ギリシア数字とアルファベットの組み合わせはその前にもある)、初期のMacのモデルの中ではかなり成功した製品シリーズだったという願掛けのような意味もあるようだ。 6Plusケースルイヴィトン  古くからのMacを知っている人は、Mac SEのSEはSystem Expansion、つまりハードを後付けで拡張できることを指していたので、ハードの拡張ができないiPhone SEに、その名前はおかしい、と思う人もいるかもしれないが、要するにアップル40周年という歴史を感じさせる年でもあるし、旧製品への「オマージュ」といった意味だろう。